12/5_ストレージ講習会
- marudemaruyuki
- 12 分前
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12月5日,本講習会は豊橋技術科学大学と高知工科大学をオンラインで結び、2つのキャンパスを会場として同時開催されました.
SNIA日本支部技術委員会様ご協力のもと,ネットアップ合同会社様をお招きし,約4時間にわたるストレージ講習会を実施.本講習会は,最新のストレージ技術に触れ,社会基盤を守る高信頼ストレージ技術の構造と仕組みを学び,安心・安全・快適な情報社会の実現に必要な技術を身に着けるため企画されました.
今回は物理的な距離を超え,オンラインでのハイブリッド開催を実現できたことで,普段なかなか接点のない両大学の学生・教職員が最新技術を共有する貴重な機会となりました.特に高知工科大学のスタッフは,円滑なオンライン中継と環境整備に尽力し,遠隔地でありながらも豊橋の熱量をそのまま高知に届けることに成功しました.
最初に,ストレージの基本とストレージ実機内部を確認しました.ストレージのことをあまり知らない私たちにも分かりやすいよう基本的なところから始めてもらい,障害への備え,サイバーレジリエンスに加え,直近のニュースが元になっている問題の,今後の必要な対応などの多岐にわたるテーマについて非常に分かりやすく解説していただきました.

「AFF C190」というオールフラッシュストレージの実機見学では,オンライン越しにもその構造が明確に伝わるよう工夫されたカメラワークや資料提供が行われ,ストレージ機器に初めて触れる参加者にとっても得難い貴重な経験となりました.

講習の最後には実機演習が行われ,専門家のサポートを受けながら,実際の現場環境を想定した設定・操作を体験しました. 中でも特に印象に残ったのは,障害発生時の挙動です.稼働中のストレージからコントローラーを物理的に引き抜いても,システムは停止することなく動作し続けました.ハードウェア障害が起きてもサービスを止めない冗長性の高さを二つの会場で同時に目撃することができました.

今回の講習会では高知工科大学のスタッフの頑張りのおかげで,普段接する機会のないストレージ演習環境を遠隔地からでも共有でき,豊橋技術科学大学の皆様とストレージ技術の魅力や可能性について深く共有できたことを大変嬉しく思います.
このような貴重な場をご提供いただきましたネットアップ合同会社様,SNIA日本支部技術委員会様,ならびに豊橋技術科学大学の関係者の皆様に,心より感謝申し上げます.併せて,オンラインの垣根を越えてご参加いただいた全ての皆様に厚く御礼申し上げます.
b3 丸山




















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